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2005年07月01日

6/25ウルトラマンネクサス最終回

 何というか、これは本当に2話分に分けてもよかったんじゃないかという情報量・シーン数のお話でした。それでも30分枠できっちりやるべきことをやって終わらせてしまうのだから、この構成力は見事という他はありません。
 欲を言えば、姫矢編中盤辺りの展開をもう少しまとめて、憐編以降にもっと時間を割いてくれればよかったような気もしますが・・・。それでも、ネクサスは今までのウルトラの中で最もハードに、ドラマティックに駆け抜けた作品になったと思います。と言ってしまうと、終盤の急ぎ方こそ「駆け抜ける」に相応しいスピードだったのかもしれませんが。そう考えれば、中だるみの展開も後半のスピードを印象づけるための布石だったのだと、好意的に受け止めることが出きるのかもしれません(笑)。

 ともあれ、この最終回を視聴できたのも、ここまでネクサスに飽きずつきあい続けてきたからこそで、それはたいへん幸運なことだったなあと思われるのです。そんな最終回を得られる作品というのは、そんなにたくさんはないと思います。
 弧門君が最後の最後で変身する、この瞬間までどれほどの物語があったろうか。主人公が変身するまでに37話をかける、そんなことはこれまでもこれからも、決してないことでしょう。

 確かに、万人ウケしない暗さも伴うウルトラだったとも思いますが、初期のウルトラマン・セブン等だって決して明るいばかりの作品ではなかったのだし、こんなウルトラもあっていいのではないかと思います。

投稿者 minatsuki : 09:51 | コメント (0)