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2007年02月02日

ウムキカイ

 例の発言ですが。

 機械かどうかはまあ言葉のセンスの問題かもしれないのでおいとくとして、少子化対策のリーダーが「がんばってもらうしかない」という認識だという点において、国民に見捨てられてもしかたないんじゃないかなあと思います。
 だいたい「がんばって」できるもんじゃないよ? ウチだってあきらめかけながらもやっと授かったんだし、そもそもできない体質の人もいるのだし、そうした部分も配慮してやっていかないといけない。
 子どもを授かって良かったと思えること、授かりたいと思うこと、そのために政治が成せることは何だろう、そういう姿勢で「がんばる」のが厚生労働大臣の役目なのであって、他人のがんばり任せで良いはずがないでしょう。

 また「労働」の部分でも、ホワイトカラー・エグゼンプションも一長一短で必ずしも子育て環境の改善になるとは限らないわけだし(ならないどころか悪化の可能性もあるという点で批判されてしかるべきかもしれぬ)、今の安倍内閣に自殺点の1点を加えてしまったことは確かではないかと思います。


 じゃあ少子化対策って何だろうなぁ・・・と思ったりもするのですが。
 産めばトクする、というのでは産めない人がいる現実があるのでダメです。
 いろいろな人がいる中でできるだけ平等に、ということを考えると、「産む」ベクトルではなくて「生まれた」ことに対してちゃんと祝福が与えられることが必要なのではないかなぁと思います。赤ちゃんに、ではなくて、今生きている全ての人に。
 生まれた自分が幸せに生きられること、それがちゃんとできていれば自然と適正な人口が保たれるのではないかなぁ。これからしばらく減っていくのはしかたないと思いますが。
 じゃあどうするのって考えるとそれはちょっとやそっとじゃできないと思うのですが、いろいろなことをひとつひとつ正していって、みんなが納得して生きられる世の中にしていくことなんだろうなぁ。
 生きるのがつらいなぁ・大変だなぁと思って生きてる世界では自分が生きるだけで精一杯で、家族を持とうとか子どもを作ろうとか考えるゆとりのない人もたくさんいるのだろうと思います。自分もなかなかそうは思えませんでした。
 幸せに生きられるモデルを提示したり支援したり・・・自分や家族がちゃんと生きられる世界を作ることができれば、それが自然と少子化対策になるのではないかなぁと思ったりします。
 ちょっとネット検索もしてみましたが、若い世代からの声があまり見あたらないのはちょっと気になるなぁ。上の世代がギャーギャー騒いでいるだけでは話にならないね・・・。

 とりあえず考え始めるキッカケになったという点においてだけは今回の話題に功はあるのかもしれません(^_^;)。これからはちょっと気にしてアンテナ張ってみましょう。

投稿者 minatsuki : 2007年02月02日 22:35

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